自閉症を知ろう!そして何ができるか考えてみよう!

 そーいや、マンガだったのでサクサク読んでしまい、読み終わったことを忘れてたよ。
 「光とともに・・・自閉症児を抱えて」(戸部けいこ秋田書店
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=08249698
 現在も刊行中、第5巻まで発売されています。

 職場結婚で出会った幸子と雅人、そしてその東(あずま)家に生まれた男の子、光(ひかる)くん。
 瞳の輝いたかわいらしい子供だが、ただ一つ彼が普通の子供と違ったのは、原因不明の先天的な自閉症だった。
 大きくなるにつれ、光が他の子と違う育ち方であることに、幸子は徐々に気づく。強く抱きしめられるのを嫌がり、母親とも目を合わさない。つねに動いていていないと気がすまず、何より言葉を口にするのが他の子に比べて発達しないのだ。
 最初は病気を受け入れられず、一人で葛藤する幸子。仕事に多忙な雅人や厳格な雅人の姑に責め立てられ、実家に戻ったりもする。雅人が倒れたのを機に、お互いに光を受け入れていこうとする。
 理解のある先生や親、子供。その一方で差別や偏見のまなざしを持つ先生や医者、社会の視線。たくさんの現実にぶつかりながら、光くんは成長していきます。

 自閉症は、後天的な病気ではありません。遺伝病でも育て方による病気でもありません。とはいえ身体障害とは異なり、精神障害自閉症は外身は健常者と同じであるゆえ、理解されにくく、「親のしつけが悪い」「うつ病みたいなものだろ」となどとされたりもするのだそうです。

 うーむ、コミックをひととおり読んでも、自閉症の説明は難しい。ちょうど著者の戸部けいこ氏が、イーエスブックスでインタビューしてるではないか。お茶を濁すようで申し訳ないですが、氏のインタビューで理解を深めていただきたいと思います。
 http://books.yahoo.co.jp/featured/interview/20040412tobe/01.html

 でも、ホントに難しくて大変なのは、その子供たちを「受け入れる」ことだと思います。病気は一つのきっかけ、導入部分でしかないのですから。その大変さにくらべれば、本を読んで分かった気になるのはかわいいもんですよ。

 この4月から「光とともに・・・」はドラマ化されているので、コミック読むのも苦手な人は、こちらで病気のことを知ってみては。
 http://www.ntv.co.jp/hikari/