人生死ぬまで勉強の日々だあ。

a2c_sato2005-01-05

年末から読んでいたこいつを読了!
「教育改革と新自由主義」(斎藤貴男寺子屋新書)
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31377638

 反骨のジャーナリスト斎藤貴男氏の、教育と経済との深層での関連を解き明かした1冊。新自由主義というのは、経済理論のひとつ。ダーウィニズム的「弱肉強食」によって経済が進展していくという理論。弱肉強食はつまり階級化と等しく、均等であるはずの教育にもこの理論が持ち込まれようとしていると氏は危惧する。
斎藤氏の著作は、ともすれば「重い」と敬遠されがちだよなぁ。前に読んだ藤原和博氏の「公立中学校の逆襲」とはまた異なった教育改革の一面で、比較するとなかなか面白い1冊であります。
 これから日本は人口減少社会。子供の数は減っていくのに、いま以上に国際競争にさらされるでしょう。これからの子供にかかる負担は昔のオイラらの時代以上でしょうね。
 教育とはつまり「自分に気づく」行為。自己研鑽せねば!