ビヨンセのゴスペルが響く!「ファイティング・テンプテーションズ」

a2c_sato2005-03-02

 結局見に行きました「ファイティング・テンプテーションズ
 http://www.uipjapan.com/ft/
 たまたま1000円の日だったせいか、思ったよりお客はたくさんいました。
 
 ニューヨークの酒造会社に勤めるお調子者のダリン(キューバ・グッディング・Jr)。唯一の親戚である叔母が亡くなり、遺言で遺産を継ぐ事になった。借金で困っていたダリンにとっては願ってもない話。ただし遺産を引き継ぐ条件は、教会でゴスペルクワイアを作り、コンテストに優勝する事だった。メンバーが集まらず途方に暮れ、酒場で出会ったのがクラブシンガーのリリー(ビヨンセ)。彼女を誘いゴスペルクワイアを作ろうと企てるのだが簡単にことはうまくいかず・・・・
 アクティブなゴスペルクワイアの歌が楽しいこと楽しいこと。映画の情景に「いいなーいいなー」と連呼してつぶやいてしまいました。
 曲はどれもステキ。しかしその素敵さをキューバグッディングJrがいかんなく破壊してくれます。お調子者という映画のキャラクターだとしても、あまりにも節操も品もなくて感情移入できません。そもそもダリンとリリーが幼なじみという設定になってますが、歳離れすぎてるって!
 タイトルが「ファイティング・テンプテーションズ」訳すと「誘惑と戦え」ってこと。本題はゴスペルのスピリットというよりも、ダリンの都会志向や、リリーへの想い、遺産目当てのゴスペルクワイアなど、人間の誘惑に対する弱さなのかもしれません。それだけにせっかくのゴスペルが沈んじゃってます。
 もう1回撮り直してくれないかな。主人公抜きで。

 「He still loves me」歌いたいー!