常識の範囲内では語れない「シベリア超特急」

a2c_sato2005-08-04

 テレビで深夜にやってたのを録画しました。
 「シベリア超特急
 http://7andy.yahoo.co.jp/dvd/detail?accd=D0016103
 映画評論家の水野晴郎が監督した作品。シベリア鉄道の社内で起きる密室殺人を、水野みずから役者として登場する、山下奉文大将が謎を解いていくという、作品。

 ・・・なのですが、そんなプロットも吹き飛んでしまうオチ。
 なんだこれ?

 観客に対するポーズも失礼なのだが、映画の中の状況もかなり失礼だったりするのが、すごい。
 本人以外はそう思ってるんでしょうね。
 いろいろ突っ込みたかったんだけど、吹き飛んじゃったよ。

 しかしこの映画を「ダメ映画」と言うには、抵抗があるんですね。
 ある意味、こういう逸脱した映画をつくるには、それはそれで才能がなきゃ作れない、というか。
 その意味で、この映画は、15年くらい先を走っています。

 こればかりは、見てもらわないとわからない。かといって積極的に見てもらうおうとも思えない映画だしなぁ。