フジテレビと鹿内家の攻防、そして興亡「メディアの支配者」
会社そばの古本屋にて500円でゲットしとったんですね。読了!
「メディアの支配者 下」(中川一徳・講談社)
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31558086
10月に上巻を読んで間が空いてしまいましたが、そんなことも忘れてしまうくらいの濃密な内容。
裸一貫から日本有数のメディアグループ、フジサンケイグループを形成・支配した鹿内信隆とその一族の華麗で濃密で、怨念に満ちた。
政界や皇室へ近づくために、「彫刻の森美術館」があったのだとは誰も思わんだろうなぁ。
10年かけて、鹿内家のニッポン放送株の比率を下げ、ようやくフジテレビがグループを支配できる、という時にまさかのライブドアによる大量取得。
鹿内家とフジテレビのこれまでの攻防見れば、ライブドア事件がなんと霞むことよ。
ここまで肉薄したノンフィクションは久々だったよ。まるで著者が取締役会にいたかのような書きぶり。
新潮ドキュメント賞もむべなるかな。
http://www.shinchosha.co.jp/documentsho/