っていうかぁー、新聞読んでる?

「新聞ジャーナリズム」(ピート・ハミル著、日経BP社刊)読了。
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30969295

 結局、News is a Verbってのは、有名人の記事で新聞を作るんじゃなくて、人の動く姿で新聞を作れ、ということのようだ。どうも「ジャーナリズム」となるとなんだか高みから語られるように見えるのはなんでだろ?
 解説の中で佐野眞一氏の「私の体験的ノンフィクション術」(集英社新書)が語られていたけども、こっちの方が例えば、対馬諸島に戦後一人で入って漁業を生業にして、生活をしてきた人のインタビュー前後が語られていたが、こっちの方がかなり動詞的プラス歴史的だったけど。

http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30901012

 訳文だしアメリカと日本じゃ歴史の形成の仕方も違うから、違和感があるのかもね。

 あとがきで解説を入れた武田徹氏の文章の方がわかりやすかった。解説を読んだあとで、本文を読んだ方がよかったかも。日本の新聞事情→アメリカの新聞事情の方がわかりやすいモンね。

 
 日本の新聞事情だと、「新聞があぶない」(本郷美則・文春新書)に詳しいと思う。
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30771718
 こっちも平易な文章で読みづらいけど、数字に詳しいから役に立つ。

 「新聞があぶない」なんてやさしいもんじゃんなく、「新聞?ヤバいっしょ」だと思うけど。