昨日の日記はフェアの概況がまったくわからんね。

 昨日ブックフェアで買った「MOTO NAVI 2003spring」
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=07111254

 ちょうど金曜日に先輩らと飲みに行ったときに話題になった、片岡義男の書き下ろしが掲載されているじゃん!
 片岡義男氏の小説はバイクが必ずモチーフで出てきて、美人で聡明な女性との恋愛小説を多数書いている、らしい。「スローなブギにしてくれ」って有名らしいのだけど、読んだことないのよオイラ。80年代!って感じかねぇ。
 ムックの巻頭にも編集長の言葉で「彼のオートバイ、彼女の島」という本が忘れられずに今回のテーマ「Girls on bike 彼女と彼女のオートバイ」という特集の顛末が書いておりました。

 オイラが喜々としてそのバイク乗り先輩に見せると「あー、オレもこれ買ったんだよ。しかも飲みの話に触発されちゃって、日曜日にブックオフに行ったら、廃刊になってた「彼のオートバイ、彼女の島」があったんだ!」

 なーんだ、みんな触発されてんじゃん(笑)
 ここまで時代を超えて愛される作家、愛される本って羨ましい限り。

 サクッと「最低で最高の本屋」(松浦弥太郎・DAI−X出版)読了!
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31087838
 薄いし、文章もやさしい。装丁も柔らかめで女の人が手に取りやすそう。

 オイラの好きな本屋本というよりは、「仕事とわたし」みたいなふうに書かれてあります。
 著者は高校を中退したあとアメリカと日本を往復して、アートブックなどの古本を買い付けて日本で売る商売をしており、今は「移動式本屋」とお店の本屋とを兼ねている、人、らしい。移動式古本屋ってウワサには聞いていたけど。
http://www.cowbooks.jp/

 著者は高校を中退したこともあって、学歴も資金もないところから本屋を経営してしまうところがスゴイ。ただコレを読んでいると、それも自然だなー、と思ってしまう。だってこの人、いつでもどこでも考えているんだもん。自分自身で自分自身を探す。結局哲学書や宗教書の受け売りならいくらでもできるんだろうけど、自分の言葉でそれをしっかりと語れる人って少ないよね。
 何もないからこそ、何もないところから言葉を見つける。

 むしろオイラみたいな多読にはできないワザですな。
 まー多く読んだら多く読んだで、こんな役に立たない日記ができるんだから、オイラはそれで行こうっと。