結婚したい人もしたくない人もできない人も読んでおけ

 月曜日に、外出先で見つけた本なんですが、いやー久々に最初の数ページをめくって「こ、これは買いだ!読まなきゃ損だ!」と思わせられました。
 世の未婚の男子、それから結婚間もない男子にはすべて、この本を読ませなきゃならんでしょう。女の子はって?んんー、読ませたい気持ちもあるが、それは至難の業って気がする。なぜなら、感覚的というよりは論理的な内容の本になるからです。そして何より、ホントのことが書いてあって、ズバズバ痛いから。

 「結婚の条件」(小倉千加子/著・朝日新聞社
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31210449
 タイトルも出版社も硬そうでキツイけど、表紙はイラストもオシャレでデザインも効いてる!
 著者は大学で研究している心理学者。「なぜ若者の晩婚化が進むのか」という話からはじまります。

 ざっくりと言っちゃうと(結構危険かもしれんが)、「恋愛」と「結婚」が一致しない現状(理想のカレシと理想のダンナって、よく一致しない)と、だからといってお見合いに傾くにはプライドが許さない女性(そこで「女の子らしさ」が求められる、日本の風潮。「玉の輿」が目の敵みたく使われる言葉があるのがいい例だ)。
 そして男女とも、あまりに相手に理想を求めすぎるという、現状。昔3高(高収入・高学歴・高身長)ってのがあったけど、著者が学生相手にリサーチしたら、実際今でも(高収入・高学歴)なんだよね。男子にしても理想の女性像「肉じゃがを作ってくれる女性」を一笑に付します。だろうね。

 Qたろうが注目するのは、女性のライフスタイルと女性誌とが一致するところにあるのだ。
 この本文で登場する雑誌は「VERY」と「STORY」。ちなみに「VERY」は「nonno」と対比させられています。
 自分の知り合いや彼女や妻が「どっちの雑誌をよく読む?(読んだ)」と聞いてみると面白いようだね。ちなみに「VERY」だと、東京ラブストーリーの赤名リカ、「nonno」だと関口さとみなんだそーな。

 うーん、これは話が長くなりそうだ。関連する書籍もいままでたくさん読んできたから。
 「VERY」や「STORY」がどういう雑誌かというのは、こちらをご覧あそばせ。
 http://www.kobunsha.com/top.html