ちょっと一味ちがった、おかしくも悲しい戦争映画。

 こないだの吉祥寺ぶらりで、古本屋で買っちゃった。
 「エンデの警鐘 地域通貨の希望と銀行の未来」(河邑厚徳・ グループ現代/著・NHK出版)
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30970544

 前作、「エンデの遺言 根源からお金を問うこと」は年末年始に読んで、まだ読みかけ。
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30653423

 オイラの興味あるテーマ、地域通貨について書かれてあります。読み終わったら書くから乞うご期待!

 レンタルビデオ返却期限ギリギリで見ました。

 「ノーマンズ・ランド」
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007AJPC/qid%3D1074959814/249-3953605-4211558 
  
 アカデミー賞を取ったらしいですよ。何賞か知らんけど。賞とっただけの内容だよ。
 セルビアボスニアの戦争を描いた、ユーモアとペーソスを交えたお話です。
 
 ボスニア勢力とセルビア勢力の間の塹壕に取り残されたボスニア兵とセルビア兵。「ノーマンズランド」とは塹壕の中間地帯のこと。セルビア兵はもう1人いて、横たわった彼の背中の下には、離れたら爆発する地雷がセットされている。
 情報を聞きつけて、フランス人の国連部隊が到着するのだが、これも上官のパフォーマンスと無策によって反故にされ、さらには聞きつけたイギリス人ジャーナリスト・マスコミによる4すくみの絡み合った話になります。あ、地雷を撤去に来た国連のドイツ兵ってのも入れれば5組か。

 セルビア人もボスニア人も自らの戦争を正当化し、互いに相手を威嚇しては自分たちが仕掛けた戦争だと言わしめる。仲良くなれたかと思ったらまた喧嘩し、結局地雷は撤去できずにイライラと時間だけがすぎていく・・・
 中立をかかげながら何もしない国連軍や功名心と好奇心だけのマスコミ。マスコミの中でも現場と無責任にそそのかすスタジオとの乖離していたり。

 設定的には舞台みたいだから、オイラは結構楽しめたかな。限定された設定の中で人間が生き生きと描かれる映画って好きなんだよな。
 正直、最後はハッピーエンドにはなりませんが、ひさびさに映画の骨頂を見たね。
 大画面と大音声で見るスペクタクルSFもいいけど、たまにはこんな映画もね。