見知らぬ町で気になってた古本を見つけた幸せったら!

 担当している雑誌が、これからキャンペーンに入ろうとしていて、多忙モードに入っているQたろうでございます。
 しょーじき、なかなか本も読めてません。

 とはいえ、衝動買いばかりは止まらず、またも古本屋で買ってしまったのですよ。しかも出先の東急東横線学芸大学駅付近という、なんともまあ、というところで。
 だって安かったんだもーん。

 「そして殺人者は野に放たれる」(日垣隆・新潮社)
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31312874
 オイラのフェイバリット作家の、日垣隆氏の最新作。「心神喪失」という曖昧な定義のために、殺人が減刑される、日本の刑事裁判の不条理さを訴えた、日垣氏のライフワーク決定版!

 「無念は力 伝説のルポライター児玉隆也の38年」(坂上遼・情報センター出版局)
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31211561
 月刊文藝春秋立花隆の「田中角栄金脈研究」とともに掲載された「淋しき越山会の女王・佐藤昭」を書いたのが、この児玉隆也氏なのだ。そしてこの月刊文藝春秋を機に、田中角栄氏追究され、総理大臣を辞任したのは昭和の歴史の記録に残る出来事なのは言うまでもない。
 そのスクープを書いた児玉隆也氏を追ったノンフィクション。ルポタージュの神髄を、これでもかと見せてくれそうなので、買い。

 何せこの坂上氏、この本を書くにあたり、取材費を自分で捻出し、ついには生命保険を解約してしまったほど、執筆に入れこんだのだそうだ。
 とはいえ、それでもノンフィクションは売れないんだよなー(そう思うんなら古本屋じゃなくて本屋で正価で本買って、印税を著者にあげろってんだ>自分)

 果たしてこの力強い2冊を読む時間ができるだろうか?