新しいビルができるのは、地図がにぎやかになって楽しいのだが・・・

a2c_sato2004-08-24

今日は午後外出。本の卸売、取次の多く集まる江戸川橋から飯田橋その界隈を歩くことが多いんですよ。
同潤会江戸川橋アパートが建て替えやってました。同潤会というのは、戦前につくられた集合住宅のための組織で、今で言えば住宅都市整備公団みたいな組織です。
そいや青山の表参道に面した同潤会アパートも建て替えてるね。
http://www.doplus.org/
代官山同潤会はいま、「代官山アドレス」として新しく変わったし。

今ちょうど、戦前の建築物の建て替え時期なんだろうね。丸の内の丸ビルも、もともと大正時代の建て替えだし。
みすず書房から出ている「集合住宅物語」。これ読みたいけどさすがに高い。
http://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=31342595

ネガティブ系としてはこちらも読みたい。「あなたのマンションが廃墟になる日 建て替えにひそむ危険な落とし穴」(草思社・山岡淳一郎)
http://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=31357791
上の同潤会アパートと並行して、戦後高度経済成長時代の建築物もいま、建て替えが進んでいるのだ。なぜ昔に建てられたビルとその後建て得られたビルが同じ時期に建て替えになるのか。それは昔の建物の方がしっかり建てられ戦後のものは「消費物」として建てられたから、じゃないかと思うのですよ。
だって100年もつビル建てたら、100年後まで仕事がないじゃないですか。日本の公共事業がムダとわかって造り続けるのとおんなじ理屈。

あなたのお家は大丈夫?