日本でいちばん売れているビジネス誌には、こんなカラクリが。

a2c_sato2005-03-14

 仕事で急遽外出することに。しかしちょうど本を読み終わったところで、電車内で読む本がない!
 どうしようどうしようと迷ったあげく、JRキヨスクでこいつを購入。
 「日経ビジネス」3月14日号。600円。
 http://nb.nikkeibp.co.jp/free/NBINDEX/20050310/107449/
 類似ビジネス誌の、週刊ダイヤモンドの電車内中吊りをよく見てごらん。実はタイトルのところに「書店で一番売れているビジネス誌」って書いてあるのです。つまりどういうことかというと、それは、書店以外で一番売れている雑誌があるという事で、それがこの「日経ビジネス」なのだ。
 日経ビジネスは基本的には、日経BP社から家庭や職場に直接届けられる、直販雑誌。もちろん一部は売れる駅売店にも置いてあるし、直取引契約をしている書店にはボチボチ置いてあったりもする。
 この直販システムで、日経ビジネスの販売部数は40万部!。日本経済新聞の腕利きの記者の取材で、他のビジネス誌を圧倒するスクープや分析、特集を組んで、読者を集めている。
 だから日経BP社の雑誌はほとんど書店店頭には置いておらず、知名度的には残念ながら低い。これが直販の弱みなのだ。
 いっぽう直販システムだと中間マージンを削減でき、読者分析もしやすく、コアターゲットに集中的に情報や商品を提供することができる。それが直販の強み。
 この日経BP社が刊行している直販雑誌はたくさんある。「日経コンピュータ」に「日経パソコン」に「日経エレクトロニクス」に「日経アーキテクチャー」。まあまだこの辺なら雑誌の想像もつくが「日経ガバメントテクノロジ」「日経ドラッグインフォメーション」「日経ものづくり」となると、逆に興味が湧いてしまうよ。
 http://bpstore.nikkeibp.co.jp/index.html
 あくまでも雑誌のアタマに「日経」つけるんやな・・・