冷静に見りゃ、さおだけ屋に失礼なタイトルだこと
駅前ブックオフで先週350円で購入。さっくり読了。
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問から始める会計学」(山田真哉・光文社新書)
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31490846
著者はオイラが前にも読んだ「女子大生会計士の事件簿」の著者。第1巻読んだけど、第3巻読了済みだったりするんだなー。
会計学の基本を、身近な疑問からひも解いていきます。その1つが、竿竹という需要がなさそうなものを移動販売している、竿竹売りがなぜこの平成の時代になっても見受けられるのか、というもの。その他にも「住宅街のまんなかにある高級フランスレストラン(しかも行列ができるほど美味しいお店、というワケではなさそう)が何故経営が続いているのか」とか。
在庫は「多くてはダメだがないと困るもの、その料の微妙な調整が重要」、なるほど。家賃を一括して支払う、か。これは使える!交渉次第ではディスカウントも可能かも。振込手数料だってばかにならないしね。
この手の実務本を読むといつも思うけど、会社って存在するだけでリッパな存在なんだなー。新入社員に読ませたい一冊。
著者も書いているけど、会計という概念は企業活動だけではないんだよね。スーパーのチラシを毎日眺めてお買い得品を見極めるのも会計マインド。ちょっと他のお店と違うお店や会社を見つけたら、「どうやって利益を出しているのか」「どうやってコストを削減しているのか」と考えてみるのもいいでしょう。
しかし、著者若い!28歳でこれら会計シリーズが売れに売れています。これもライフプランニングの一環か?と伺ってみたりして。
最近光文社新書がアツいな。「マルクス」もそうだったけど。
http://www.kobunsha.com/top.html