魑魅魍魎のメディアの世界「メディア異人列伝」

a2c_sato2005-06-03

 会社の元同僚と22時から飲み。お店が閉まるまで飲んでましたが、もちろん終電後。タクシー帰宅で足は出ましたがおかげでサッカーW杯アジア最終予選を途中から見れました。

 先週、高円寺の商店街古本屋にて500円にてゲット。待ってるあいだに読了しちったよ。
 「メディア異人列伝」(永江朗晶文社
 http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31499927
 昨年惜しまれながら休刊した雑誌「噂の眞相」。ここで連載されてた「メディア異人列伝」が昨年、単行本になったのですね。連載開始が1993年だから、足かけ10年分の連載!書いているのはQフェバ作家の永江朗氏。
 タイトルにあるように、小説家や記者に評論家に編集者など、基本的にどこかでモノ書きをしている人たちをインタビューした連載です。雑誌としても当時、旬な人々を登場させてる感じがいい。単行本を出す前の田口ランディや旅エッセイが中心だった時代の勝谷誠彦など。逆にやっぱりというべきか「知らん」人も。TAMAYOって誰?
 雑誌の再録ということもあって、インタビュー当人から掲載拒否のものあるのです。小林よしのり岡田斗司夫なんて読みたかったな。当時の時代の空気も見えてきそうだし。
 1993年という、おそらくは当時駆け出しであったであろう、ライター永江氏の文章に感心しちまった。媒体によって上手に芸風(?)を書き替えられるんだなー。
 10年にも及ぶ連載にも関わらず、内容があまり古びた感じがしないのは、おそらく噂の真相のコンセプトが明確だったからでしょうね。