リングの外に真実はある「ビヨンド・ザ・マット」
深夜にやってた映画を録画しました。
「ビヨンド・ザ・マット」
http://7andy.yahoo.co.jp/dvd/detail?accd=D0015314
アメリカの人気プロレス団体「WWF」。
http://www.wwe.com/
(現在は、名前が変わって「WWE」)
日本のプロレスよりもパフォーマンスが激しく、キャラクターが突出しており、日本でも人気が高い団体。いわゆる格闘技とは一線を画し、リングの上だけでなく、作られたストーリー仕立てが売り。
ドキュメンタリー映画にて、「結局プロレスってガチンコじゃないじゃん」と言われる舞台裏を余す事なく撮り、業界に衝撃を与えた作品。
しかし、それはプロレスを知る一部分でしかないことを、しばらく見ていくと分かります。WWFの舞台裏では、超人にも思えるプロレスラーの一人一人が、ごく普通の人間であることを見せてくれます。
日本でもおなじみのテリーファンクとその家族、一時カリスマ的人気を誇ったジェイク・ザ・スネーク・ロバーツの娘をめぐる葛藤、WWFのスター選手、マンカインドの素顔と家族の絆。ラストのBGMの「スタンドバイミー」が心にしみる。
過激なパフォーマンスの裏側には、誰にでもある、当たり前の家族の姿があるんですよ。それはプロレスという舞台のみでは知り得ない姿。
体を張って故障してまで、プロレスに魅せられたレスラーと、やきもきするしかない家族。汗と流血と怒号にまみれたプロレスが愛おしく見えてくるから不思議な作品。