社会学を習う人、習った人は読んどけ「反社会学の不埒な研究報告」
「反社会学の不埒な研究報告」(パオロ・マッツァリーノ・二見書房)
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31615878
前作「反社会学講座」がムチャムチャおもしろかったので、書店店頭で見てすぐに、会社で頼んで買いました(書店で即買いしろよ)
今回も常識を蹴飛ばし、スーペーさん(スペシャルペシミスト、超悲観論者)を笑い飛ばす内容になっています。多少コントがクドい気もしたけど。
日本で「くよくよ」が増えた本当の理由、GDPのカラクリ、社会調査のいい加減さ・恣意加減さ、賞にまるわるエトセトラ、子ども嫌いは悪じゃない、などなど。いちばんラストの小説は意味が分かんなかったのでパス。
しょうじき、これだけの論を張るためには、結構な労力が必要ですよ。本論コントに走るのも無理はない。
作品を多くは期待できないでしょうけども、ゆっくりと長い目で見守ってあげましょう。