町の郵便局やさん

 Qたろうが小学生の頃、人口3万人くらいの街に住んでいました。都会と田舎が入り交じったような街でした。

 当時住んでいた家のそばに簡易郵便局がありました。当時買っていた「小学○年生」の懸賞を本気で当てようと、いつもその郵便局で切手を買ってました。
 今思えば、なんであんなところに郵便局があったんやろう、という郵便局です。半径1キロにはコンビニもない、はず。
 地図サイトでみてみたら、まだありました。その郵便局。

 そしていま、小泉改革郵政民営化。経営の効率化が求められ、地方では郵政民営化反対の声があがっています。
 あの郵便局もきっとなくなってしまうんだろうなぁ。と思います。

 田舎にとっちゃ郵便局こそコンビニみたいなもんですからね。通信(郵便)お金(郵貯)保険(簡保)。生活のたいがいのサービスを取り扱っております。
 
 Qたろにとっちゃ、民営化しようがしまいが、健全な経営ができればいいと思っております。健全な経営とはつまり、お金の行き交いと人の行き交いを明確にすること。
 最近のJRみたく、絶好の立地を使ってイケイケでデパート並のサービスをされると、正直「うーん」と思ってしまいます。そりゃお客は便利だけどさ、駅前のケーキ屋や本屋はどうすんの?!って。まさに今いわれている「民業圧迫」ではないですか。
 
 Qたろ母が言っていた話ですが、親父の転勤で隣県に行った当時は電話を引いておらず、実家との連絡はすべて手紙だったそうです。当時若い母が、知らない町で親や友人と離れて暮らしていた時の唯一の頼りが40円ハガキだったのですね。
 今や電話は当たり前、インターネットや携帯など、通信手段は格段に進歩しましたが、昔の母のように郵便に頼る人は今でもいると思います。そういう人々にしわ寄せが起こる郵政民営化だけにはなってほしくないですね。