「イナバウアー」

 荒川静香が気になる。
 といっても金メダルを取ったからじゃない。

 なぜ技の名前が「イナバウアー」?
 どうしても、語感に共感できません。

 銀盤を華麗に舞うフィギュアスケート。「イナ」という超日本語っぽい言葉と、「バウアー」というゴリゴリのドイツ人っぽい名前(ベッケンバウアーとか)との組み合わせが妙すぎる気がするのですよ。
 敢えて言えば、日曜日の子供の戦隊の名前(「穀物戦隊・イナバウアー!!」)とか、長野県伊那市にできた新しいリゾート施設だとか、レイザーラモンHGの新ギャグ、とかなら納得いきそうな気がします。

 そしてスポーツ紙の写真。写真だけみると「マトリックス」。
 体の硬いオイラにゃ無理ですが、写真だけみると、あまりに不自然すぎるポーズに見えてしまうのだよ。
 映像で見ると華麗なんだけどね。


 と思ったので、ググってみました。

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イナバウアー
 足を前後に広げ、つま先を外に向けて銀盤を横断する技。荒川は背中を大きく後ろに反らしながら滑る。ジャンプやスピン、ステップなどの技術点には反映されないが、盛り上がる。50年代に3度ドイツ王者に輝いたイナ・バウアーが初披露。

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 やっぱドイツ人だったのですね。

 となれば、逆に日本人でオリジナルの技をあみだせば、それが世界共通の技の名前になるってことなのね。
 そういや昔は「塚原跳び」とかあったね。
 これからは、フィギュアの選手で●●●な人を見たら「伊藤みどり」と呼ぼう。。。


 「イナバウアー」今年の流行語、それから明日からの小学生たちのギャグとして流行しますって。絶対。