愛読誌その1 ダカーポ

 隔週水曜日は、朝からキヨスクにまっすぐなのだ。
 そう、「ダカーポ」の発売日。

 
 「アンアン」や「ギンザ」などお洒落な雑誌をつくっているマガジンハウスが、この「ダカーポ」を作っているというのは意外かと思われるし、しかもサイズがA5と目立たない(文芸春秋とかと同じサイズ、でもあんなに弁当箱みたく厚くないよ)
 社内じゃ浮いちゃってるんじゃなかろうかな、この雑誌。

 魚住昭斎藤貴男交代執筆の「メディア時評」や8ページにもなる書評のコーナー、浅草キッドの「バカーポ」など、お気に入りのコラムは多数あるのだが、何より今一番アツいのは、リリーフランキーの「小脱走(スモール・画スケイプ)」だろう。
 テレビ好きの人なら、毎週水曜10時・フジテレビで放映されている「ココリコのミラクルタイプ」に出ている、ヒゲがオシャレだけど哲学的なスケベオヤジのあの人、と言った方がわかりやすいかな。(最近見てない。出てるのかなぁ)

 彼の多忙のせいか、最近は毎号掲載じゃなくなってるのが残念だが、確実に彼のコラムは読者の「芯」を捉える。爆笑モノの面白いネタを用意しているわけではないのだが、彼独特の視点は気になって仕方がないのだ。

 楽しくて、シニカル。そんな感じ。

 
 このたび、編集長が変わって、1月から誌面が刷新されるようだ。安定的な雑誌だからガラリと変わることはないだろうが、ちょっとだけ不安。