地下鉄乗ったら、注意して窓の外を見てしまう1冊。

 今日は高田馬場のちゃんこ屋に会社のメンツと行きました。
 ちゃんこも上手かったけど、店の大将が元力士でしかもQたろうと同郷!
 こういう出会いって楽しいねぇ。

 今日は読破した本はないので、過去に読んだものの紹介。
 「帝都東京・隠された地下網の秘密」(秋庭俊洋泉社
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31060029

 丸の内線・千代田線のクロスする国会議事堂前駅。地図によって2線がクロスするものとしないものがあるのは何故か?という疑問から、丸の内線のカーブが戦前に使われていたインチで作られていることや、関東大震災後の復興工事に膨大な工事がなされていたこと、などをつきとめていく。
 その結論は、「東京の地下の大半は、戦前から作られていた」というもの。

 多少論理も強引だし、取材も弱い。編集も雑なんだよなー。
 「これを書いてしまうと出版できなくなる」なんて一文もあったけど、今時そんな文章誰も信じんよ。

 ま、地下だから現物取材はできないし、本当の問題はなぜ戦前に地下建設が行われたのか、という方だからね。高速道路建設が問題なんじゃなくて、その財源や作り方に問題がある、そんな感じ。

 とはいえ、駅に貼ってある地下鉄路線図を見て「あ、そうかも」って思わせるから不思議。
  
 次の一作が待たれる、問題作ですな。読んで損はしないよ。