身につまされる「痛い」本、こういうのも必要だよ。
・・・結構アツくなってんなぁ、昨日の日記。
一晩寝かせると冷静に俯瞰できて、なんだか恥ずかすぃー。
昨日、その「書原」で買ったのがこれ。
「ブックオフの真実 坂本孝ブックオフ社長、語る」(坂本孝/編著 村野まさよし/編・日経BP社)
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31097918
最近は子供が普通の書店に入って「え、ここブックオフじゃないじゃん!」というくらい世の人々に浸透してメジャーになった、古本ビジネスの雄、ブックオフ。
ブックオフの隆盛は当然ながら、マージンの入らない出版社や新刊書店は面白くないワケで、表面上は断固無視・ダンマリ扱いなワケです。つまりブックオフ現象が世の中を賑わせていたとしても、テーマとして雑誌の特集にも新刊の本で扱うことも、出版社はしないんですよ。
つまり、急成長したブックオフ事情ってのは、出版メディアでは「存在しない」っつうコトになってたワケなんです。
この本ってのはそのへんの事情を考えると、この本を読まずともこの本は非常におもろい。
事実、ビジネスのコーナーに置いてあったもんな。
読んでみてさらに納得。この本はビジネスの本だわ。
Qたろうも含めて、どこか本にロマンを求めている人間には思いつかない発想なんですよ。
物質的に見れば、本ってはインクの染みこませた紙の束。彼らはそれに気づいただけ。
そこに書かれている価値より物質的な価値(キレイか、新しいかとか)を求めたんですね。
Qたろうの急所を突かれたようで、非常に痛い本でした。
この痛みを強さに変えていくぜ!