「噂の真相」ラストスパート!

 仕事がらみで、初めて埼京線直通りんかい線に乗った!
 大井町駅キレイー、けど深ぇー。
 ホント地下鉄火災なんかあったらたまんないよな。

 発売日から遅れたものの、記事に気になる対談があったので購入。
 「噂の真相」2002年4月号
 http://www.uwashin.com/

 雑誌好きの人ならご存じの、ゴシップ誌
 粗い紙とガザツな印刷、えげつない扉ページ、おどろおどろしい表紙にワケわかんない広告。普通の人なら手を引くような雑誌なんだけど、中身はガッチリしていると思う。
 取材記事だけ見れば、週刊文春や新潮にもヒケをとらない内容だよ。

 連載記事にQたろうお気に入りの斎藤美奈子氏、永江朗氏の記事があるのも目が離せない。
 
 「噂の真相」が最近世間に取り上げられたのは、以前東京高検の則定検事長の女性問題のスクープ、前森首相の買春問題。この2件が他のニュースと異なったのは、噂の真相がスクープしそのあと大手マスメディアも追随して取り上げられることになったということ。
 スクープが本当にスクープになるためには、ライバル誌や他のメディアが後で取り上げてニュースにするかどうか。扱うメディアが多ければ多いほどスクープがデカかった、ということになる。 
 
噂の真相」トップ屋稼業 スキャンダルを追え! (西岡研介講談社
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30899040

 この本はその2件をスクープした、噂の真相の記者のお話。
 西岡氏は元々関西出身で、大学卒業後神戸新聞社阪神大震災酒鬼薔薇事件にあたった記者。その後噂の真相の採用を受け、この本の中心テーマになるスクープの裏側を語ることになる。
 前に雑誌の著者インタビューで写真載ってたけど、近鉄中村ノリに似てた。
 関西ってこういうキャラクターって似合うんだよなぁ。
 
 この「噂の真相」は編集長岡留正則氏が24年前に創刊した、「個人編集責任」雑誌なんですが、元々彼が決めていたようなんですが、来年で休刊することが決まっているのだ!「長く作りすぎるとそれ自体が権威になってしまうから初めから決めていた」みたいな理由だったと思う。

 惜しいと思うが、必ずここから新しいジャーナリズムが生まれることを祈りたい!