30代の人、「写真時代」の思い入れを聞かせて!

 東京駅で連休遊びに行く新幹線のキップを買いに行くも、売り切れ。そりゃそうだよなぁ・・・
 その後知り合いのゴスペルライブを見に、代官山の(オシャレ!)東京バプテスト教会に行って来たよ。
 
 今日はこれ。
 「写真時代の時代!」(飯沢耕太郎白水社
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31073365

 文章が半分で、残りが写真だったから、けっこう楽に読めた。

 30代男性だったら知ってるであろう、1980年代を駆け抜けた「写真時代」のアンソロジー
 写真家・荒木経惟と編集者・末井昭が作り出した、伝説の雑誌。
 
 というか、田舎育ちの20代のQたろうは、「写真時代」なんて雑誌があったことすら知らないのよ。だからこそコンプレックスを持ってるがゆえ、この本買ったのかも知れないね。
 そういう「熱狂の時代」にいなかった自分たちが、すごく悔しく思うのも、Qたろうの80年代に対する正直な感想。
 話はそれるけど、大学紛争・日本赤軍や成田紛争が鎮圧されて、バブルがはじけるまでの1980年代、バブル経済にも乗じてこの「何でもアリ」の空気に乗り遅れた世代、ってのがQたろ世代だとおもう。

 しかしまあ、この「写真時代」の持つ澱んだエネルギーって何だろうね!
 力強くもあり、キッチュでもあり、猥雑でもあり、真摯でもある。
 Qたろうも最近、簡単に「編集者の愛のこもった」なんて書いちゃうけど、この「写真時代」の写真・記事を見ていると、本当の編集ってのはそういうもんじゃねえぜ、坊や!みたいな言葉が聞こえてくるよう。
 
 一見エロ雑誌なんだけど、この圧倒的なパワー「写真時代」。本文にもあったけど、80年代だったからありえたのかも知れない。この時代にこんな雑誌があっても、読者が受け止めきれないような気がする。

 まーそうだとしても今の世の中、何でも「ありえなーい」だもんな。
 否定してちゃ何も生まれてこないよ。前向きに行こうぜ!