「メメント・モリ」。重すぎる課題だぜ
今日は、3月に埼玉・八潮で参加したゴスペルライブの上映会で、草加まで行ってきました。
3月にできたばかりの地下鉄半蔵門線経由で東武線に乗ってきました。
・・・って地下鉄だから新しい路線って行っても風景楽しめるワケじゃないし。ちょっくら地理オタクぶりを発揮してしまいました。
雑誌「ダヴィンチ」がキオスクに並んであったから、購入!
http://www.mf-davinci.com/
をを!リニューアルしとるではないですか。
雑誌のテーマが「読みたい本が、すぐ見つかる、すぐ買える!!」になってら。
前の「本とコミックのアクセスマガジン」よりかは分かりやすくて、いいと思うよ。ただ「すぐ買える」かどうかは本屋に行かないとわからんだろ。
今月はアメリカのイラク侵攻を期に、漫画家・しりあがり寿の連載「オーイ・メメントモリ」が力作だった!
「メメント・モリ」ってのがフランス語で「死を想え」という意味で(たしかミスチルの曲名にもあったよ)、死を見つめることで生の意味を問う、という意味がある、らしい。しりあがり寿がいろんなトピックを取り上げつつも、最後は「死と生」の自分なりの考え方を提示しているのが、なんだか意味深でおもしろい連載なのです。
ただ、今回はストレートにセリフにしびれました。
「いけないヒトゴロシとゆるされるヒトゴロシのどこがちがうのだろう/よりたくさんの命を救うためには犠牲もやむを得ないという考えもある/ということは10万人を救うために9万9千9百99人まで殺していいのだろうか」
雑誌とはいえ、オイラにはおもすぎる言葉でした。
しりあがり寿の神髄を見たような気がする。
今回のリニューアルで一番変わったのは「絶対読んで得する20冊」の書評メンバーが一新したことかな。永江さん、安藤さんがいなくなったのは残念だけど、また面白そうなメンツが揃ってるよ。
辛口の文章と海外文学に強い豊崎由美、芸能人本&芸能人インタビューをライフワークにする吉田豪、全国紙から地方紙までオモシロ記事を探すことにとっては第一人者の新保信長、などなど。
雑誌は生モノ、いま旬のネタや料理人(書き手のことね)で、どんどん美味いモノくわせてくれーっ!!