伝説のマンガ家、谷岡ヤスジ。若い人は知らんだろな
今日は、とりたてて本読んでないのよね。ま、こんな日もあるよ。許してちょ。
うし、せっかくだからたまには肌色の違う本も紹介してみるか。
今日はマンガを紹介だ!とはいっても一癖もふた癖もあるマンガだけど。
もちろん、オイラが過去に読んだものだよ。
ちょうど一昨日買った「ダヴィンチ」で連載されている呉智英の「マンガ狂につける薬」が100回を迎え、そこでも紹介されていた漫画本。オイラも持っていたから、興味深く読んじった。
「天才の証明 谷岡ヤスジ傑作選」(実業之日本社)
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30613677
「アギャキャーマン傑作選」(呉智英・夏目房之介/編・実業之日本社)
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30718773
谷岡ヤスジというと、オイラはリアルタイムでは知らないけど、70年代のころに「鼻血ブー」や「アサーッ」の破壊的なギャグマンガで一世風靡したマンガ家。その後しばらくヒットがなく、80年代に「アギャキャーマン」で描いた「村(ソンと読む)」とそこで畑を耕す田吾作、牛、馬、たまに花っぺという娘、というひどく穏やかな世界なんだけど、ひどく強烈なマンガで、世の中を驚かせたマンガ家、なのです。
これまたオイラ、ダ・カーポで紹介されてて、まんまと買ってしまい、まんまとハマっちまいました。
いやーこの2冊ともすげーよ。圧倒的なんだもん。
圧倒的といっても、画がスゴイとか、ストーリーがスゴイ、とかじゃないんだね。
話に至る展開、その発想が、とにかくスゴイのね。誰もそんな風に発想できんよ、という発想をするのです。
ハッキリ言って、画は手書きでスクリーントーンとか使ってないし、毎回1話完結で売れる漫画の条件は備えていないんだけど、少なくとも谷岡ヤスジの後を継いだマンガ家がいない、ってのは、「天才」の条件かもしれないね。
オイラは、ラッパをふく擬音が「トテチタッテター」と表現するのを見たときに、「あ、こいつすげー」と思いました。
線が細くて、美少年美少女が出てきて、否応なしにファンタジー話に巻き込まれるマンガも良いけど、村(ソン)でどーってことない話を描くマンガもこの時代いいかもしんないね。見ているだけで楽しいし。
スローライフで行こう!(←意味よくわかってない)