仕事に不満な人、働くことがイヤな人のための本!

 吉野家が「牛丼の日」ってなもんで、晩メシに食らいました。プラスけんちん汁120円でしめて370円!
 オイラの本を買うお金は、食費を浮かせることで捻出している、というのはハズレではない。
 「よし、このゴハンで浮いたお金で、本を買うぞー」とか思いながら並盛を注文したワケなんですが、ふと思ったのですよ。

 「あ、これどっかで見たことある光景だな」と。
 そう、これって日本人の働きっぷりに似てるな、と気づいたのです。

 新幹線やパソコンができたとき、「これで労働負担が減り、労働時間が短縮される」という触れ込みだったのが、結局「余った時間で、まだ仕事できるでしょ」ということになって、いくら環境が改善されても日本人の労働時間の長さは変わらなかった、なんて話があったじゃない。

 状況は違うけど、「○○できれば○○が浮く」って考えがまず貧乏性だというのに気づかされました。
 嗚呼、日本人。

 今はこいつを読んでます。 
 「転職徒然草」(リクルートエイブリック/編・新潮文庫
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31070880

 転職バンクのリクルートエイブリックが、ここでの転職に関わった人々の、仕事に関するいろんなお話を集めたものです。
 実際にWeb上でも見れます。 
 http://www.ablic.net/column/

 まず、書いている人の文章が丁寧で親切だね。すんなりと話に入れる模範的な文章です。
 そして仕事に携わるいろんな人のいろんな出来事。給料・職能・人間関係・家族・資格・・・話のテーマはさまざま。
 コレを読んでいると、いろんな人がいろんな仕事で、いろいろ笑ったり泣いたり怒ったりしているんだなーって思います。転職バンクという性格上、どうしてもお金や生活がかかってくるから、登場する人みんなすごく生き生きとしているんだよね。
 まさに人生そのもの!って感じ。
 
 今、仕事でめげたりへこんだりしている人や、大学生や新社会人に読んで欲しい本かな。
 オイラ的にはいつもポケットに入れていて、気がついたときにパラパラめくりながら、大事に読みたい本です。
 読了するのはだいぶ後になるかも。

 このコラムのテーマがなかなかニクい。 

 「転職してもしなくても、人生は続く」

 
 仕事は人生、人生はツレヅレ。