仕事のノウハウは、すべて編集の現場に詰まっていた

 今日は会社のメンバーと野球をしてきました。
 やっぱり体を動かすのはいいねー、本ばっか読んでると体に悪いよ。
 とまあ、この日記サイトはQたろうの「毒」書案内なわけです。(くだらねー)

 さて、これはおととい木曜に書原で買って、まだ読了してないけどもうすぐ終わるから紹介しましょうか。

 「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(元木昌彦/著 夏目書房
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31110000

 なかなかシビれるタイトルじゃん。

 この元木昌彦氏は雑誌「週刊現代」の元編集長で、現在講談社にある「Web現代」の編集長を務めているという、編集業界の語り部的存在。
 現在は「Web現代」の中で、「編集者の学校」というシリーズの校長役も務めています。
 http://kodansha.cplaza.ne.jp/
 このWeb現代も、週刊誌みたいな雑多感があって、トップページを見ているだけで楽しいよ。

 「編集者の学校」は、元木氏が有名な雑誌の編集長や、フリーランスのジャーナリストなどと対談をしたものをベースに構成されてます。
 
 これまた一昨年に500ページ近くの分厚い本で、単行本化しとります。
 「編集者の学校」(講談社Web現代/編 講談社
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30892144

 やはり本読み本好きのQたろうは、本をつくる人ってのには特別な感情を持っちゃいます。その本ができるまで、その記事が雑誌に掲載されるまで、活字の誕生の瞬間にただならぬエクスタシーを感じちゃうね!

 そしてコレを読んでいると、編集職に必要なスキルと書かれているものは、それは別段編集職に限ったことでもないな、と思ったのです。
 
 四六時中「企画」を考えて、それを実現するためには誰に何をどれだけしてもらえばいいか、そしてよりよい内容にするためにどれだけその人と密になれるか、ということ。
 おそらく、どんな仕事をしていても「企画力」「対人能力」は必要になると思うし、どんな資格や職能があっても、この能力さえ欠かさなければ基本的にはどんな仕事だって可能なんじゃないかな。

 その面で、ビジネスマンにもこの本は向いていると思うのです。
 
 とはいえ、おそらくこの本は、今しがた就職活動でマスコミ業界を目指す大学生向けに刊行した本でしょうな。

 サラリーマンのおっさんが手をつけちゃいかんよ。