ショービズへの「Invitation(招待)」

 オイラは、朝は「めざましテレビ」なんですが、こないだは朝の7時半くらいに、意外に朝から濃い特集やってました。「何故テレビドラマはつまらなくなったのか」というテーマで。
 ショービズで新ドラマの紹介で、結論も逆説的に「だからドラマはおもしろい!」という結論話だったけど、とはいえ朝から2日にかけて放送するあたり、ホントにドラマが見られてないんだな、という危機感があるんだろな。ひしひしと伝わってきましたよ。

 それと呼応するかのように、こんな雑誌が発売されてました。
 「Invitation」

 とはいえ、ひさびさにアツい雑誌をみつけてしまったよ。
 情報誌やチケットカウンターでおなじみの、「ぴあ」から今年2月に創刊した「カルチャー総合誌」。
 http://www.pia.co.jp/info/publish/invitation/
 このページはプレ創刊号の表紙だわ。映画界の俳優や監督を一堂に集めて、黒のシックな衣装で並んでいるのがオシャレでもあり、この雑誌の意気込みを感じるよな。
 版型もビジュアル重視なのかA4版でデカイ!

 それで、特集は「テレビ再生計画」。

 オウム真理教を追ったドキュメンタリー「A」「A2」を監督した森達也と古館伊知朗の対談がいちばんおもろかったわ。
 もともと森氏もテレビ製作の人間だったものの、現場からの反発がありテレビ界を離れた人間。その人とテレビを縦横無尽に「喋り」でまくしたてる古館伊知朗との対談。
 はっきりいって、「えっ?!」ってくらい、古舘伊知朗が弱気で揺らいでる対談になってます。
 普段のテレビからでは見ることのない、テレビに対する古舘氏の芯のなさ。もちろんけなしてるんじゃないよ。もともとテレビは芯のない物だし、そんなテレビがあるからこそ、芯のない古館がテレビで活躍できるんだから。
 しかしそれに関して肯定も否定もできない古舘氏が、オイラは今のテレビの不振・不信ぶりを表しているかのようにも見えました。
 
 とにもかくにも、こんな対談を載せるような雑誌は今までなかったよ。さすがは「カルチャージャーナル」を標榜するだけあるわ。

 レビューのコーナーだけで20ページもあるのも嬉しい。オイラの好きな書き手の一人、高橋秀実氏が連載で書評書いてるし!しかもしっかりおもろい!

 それから「これからのテレビ人」で出てきた、石原さとみ
 オイラもイチオシです。眉毛がプリティ。