「グレイト・Qたろう」、ではないな。絶対に。
今日はお仕事で霞ヶ関に行ってきたよ。
初めて地下鉄で降りたけど、なんてんだろ「日本の府」という荘厳なオーラがぷんぷんしてたなー。
九州の片田舎出身のオイラはなんだかそこで気合い負けしてしまう。
そんな霞ヶ関の地下鉄売店で買ってしまいました、新創刊の雑誌でござんす。
「GQ」
http://www.gqjapan.jp/
前は嶋中書店から刊行されていたものが、コンデナスト社100%子会社コンデナスト・ジャパンに移されて、新たに新創刊されたものです。まーそんだけならあまり興味をそそられないのですが、中吊り広告を見て「むむ?!」と思ったのだ。
中吊りには「IQ+PQ+SQ=GQ」という符号。
タイトルも「小泉首相にアポなしで会える人?!」「藤原紀香のフェロモンに耐えられますか?」「あなたはレストラン・ガイド本を信じますか?」
疑問系でしかも挑発気味のタイトル。これはまさか元ブルータス編集長の斉藤和弘編集長での新創刊では?!
「BRUTUS」という雑誌はご存じ?マガジンハウス社から刊行されてます、男性ライフスタイルマガジンです。
http://www.brutusonline.com/brutus/
赤字になっていたこの雑誌で、この手のタイトルと斬新な企画・コラボレイトで一躍再生させた、辣腕編集長なのです。
しかも「BRUTUS」の再生だけでなく、家・部屋・インテリアに特化した「CasaBRUTUS」まで作って、軌道に乗らせちゃった、恐るべき編集者。
安藤忠雄をブレイクさせたのも、今のデザインリフォームブームを作ったのも「BRUTUS」なのだ。
http://www.brutusonline.com/casa/
やがて斎藤氏はマガジンハウス社を退社し、日経コンデナスト社で編集長兼社長で(!)女性誌「VOGUE NIPPON」にヘッドハンティングされていたのです。
http://www.vogue.co.jp/top.html
で、「GQ」編集長名を見ると・・・やっぱり!斎藤編集長だ!
やっぱり男性誌に強い思いがあったみたいだね。わざわざ新会社まで作っているところからして!今回も取締役待遇だし!しかもブランド力の高い「GQ」を取ってくるとは!!!・・・仕事ぶりがもはや神業にさえ見えてくるよ。
しっかし限りなくオシャレでオイラとは縁のない広告だらけだのぉ。
ここまで斎藤編集長の偏愛を語っておきながら、次号はきっと買わない気がするよ(おい)。