電機のことなら、アキハバラバラ、じゃないのよ、今。

 サラリーマンの戦闘服ことスーツ、オイラ一着ダメになってしまったので、わざわざ新宿に出て購入しちまいました。この時期の出費は痛いなー。
 ついでに帰りに新宿マイシティのリニューアルした「SHUNKAN」7F「くじら軒」でラーメンを食らう!
 女性にも大人気の醤油魚ダシベースのスープ。
 店内もラーメンの味もキレイすぎて逆に落ち着かないよ。美味いけどさ。
 
 会社帰りの駅のそばの古本屋で、出たばかりの本のはずなのに1000円で売ってあったので、即購入・即読了!
趣都の誕生 萌える都市アキハバラ」(森川嘉一郎/著・幻冬舎
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31095479 

 表紙がオタクっぽくバカっぽく作ってあるので、一見そういうつくりの本なのかな、と思ってしまうけど、実は実は内容に富んだ佳作ですよ。
 簡単にいうと「何故電気街だった秋葉原がオタクの街になってしまったのか」というお話。
 全体を語るのに、秋葉原だけに注目せず、海外のアニメ環境や、アニメそのものの中にある都市の描かれ方、大阪万博に見るデザイン、オウム真理教がなぜ微に入りデザインに凝っていたのに上九一色村サティアンはあんなに無機質なデザインだったのか、航空旅客機のペインティングはどうして始まったのか、などなど事例に尽きません。

 散漫に見える内容も、貫いて言えることは、秋葉原は「個」がそのまま街を形成してしまった特殊な街だという結論に収束していきます。
 多少つっこみたい点もあるけど(PCオタクがすべてギャルゲーに走った、とは思えないんだよなぁ。)「新しい都市の形成」っていう点では文句のない力作だね。 

 しかしそれって危険でもあるんだよなー。「個」が都市を形成してしまうってのは、「人間関係」が希薄になってしまうってことだもんね。少なくとも秋葉原にいる人々は、あまりに体臭に気を使わない人が多すぎると思う・・・。ちったぁまわりの人のことも気にしてくれよ! 
 
 それを象徴、してないと思うけど、水曜日の23時からフジTVで放送している「ネプリーグ」の中で堀内健が「秋葉ギンペー」さんに扮して、秋葉原で行われるアイドルのイベントに観客に紛れて参加し、観客席からいろんなアドバイス(と彼は思っているらしい)を繰り出すコーナーが、すんげー楽しい。ホリケンの天才的なボケとアイドルの一挙一動がたまらなく面白い!