騙す側と騙される側、どっちが幸せだ?

 今日はゴスペル練習日。ライブも近づいてまさに!って感じですな。
 ライブといっても結婚式とボランティア団体でなんだけどね。 

 今日はこいつを読了!会社そばの古本屋で900円、安ぅ。
 「戦争プロパガンダ 10の法則」(アンヌ・モレリ/著・草思社) 
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30958152

 ちょうど米国テロの半年後くらいに出版され話題になりました。
 ベルギーの歴史学者が過去の史料を引き合いに出して、戦時に行われるプロパガンダ(宣伝)には過去の戦争も今の戦争も共通点がある、というものです。
 ページ数も少ないし10箇条に要約されているから、サクッと読めました。
 
 要約しちゃうとこんな感じだそうだ。

 「われわれは戦争をしたくない」
 「敵の指導者は悪魔のような人間だ」
 「われわれの大儀は神聖なものである」
 「われわれは領土や覇権のために戦うのでなく偉大な使命のために戦うのだ」
 「われわれの正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」

 ほら、どこかで似たような言葉を聞いたことない?
 政治家とか悪徳企業家の言い訳に似てるでしょ? 
 もっと言っちゃえば、子供のケンカでもこういう言い分が聞こえてそうだもん。

 戦争という人の命を左右するものもそうだけど、結局自分に大義を持たせるために(少なくとも自分は正しいんだ、という自己暗示のためにも)、「悪いのは相手だ」なんて言うのだろうね。
 ブッシュもサダムも変わりはありません。
 きっと、僕もあなたも(←ここが重要)

 こないだの土曜に発売になった雑誌、「広告批評」がこのへんのタイムリーなテーマで発売してます。
 特集もそのまま、「広告戦争」。表紙が効いてる。
 http://www.kokokuhihyo.com/ 

 前にこの日記で紹介した武田徹氏や筑紫哲也氏らが記事書いています。
 アメリカ・イラク双方ともをCMキャラクターとして分類、分析しているあたり、見てるだけでかなり楽しいよ。

 オイラはイラク戦争時にあった「ジェシカ・リンチ女性上等兵救出劇」が胡散臭いんだよなー。
 よりによってなんで1人だけ救出できたのか不自然だし、(1人しか救出できなかった、と言った方が的確だろ)テレビ映えする美人兵士だし。
 http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_05/1t2003050602.html
 このニュースどうよ?箝口令敷かれてるようにしか見えないんだけど。