不況なら不況で、いかに楽しめるかを考えさせる本!

 今日はカルチャークラスゴスペルの日!
 8月のライブに向けて着々と練習がすすんでおります。
 練習終わった後の「はなまるうどん」美味かったなー。

 ほんじゃ、今日は「生活を振り返る本」の紹介!
 
 「たのしい不便」(福岡賢正/著・南方新社
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30700840

 毎日新聞の記者である著者が、「たのしい」範囲で生活の中で便利なものをどれだけ排していくことができるか、という実践ルポタージュです。
 自転車通勤や、会社でエレベーターを使わない、自動販売機を使わない、という身近にできるところから始め、そのうち実践も幅を広げ、アイガモの無農薬稲作を始めたり家庭菜園をつくったりなど、1年の中でいろんな「不便」を楽しんでいきます。
 最初のうちは理解していなかった家族も、巻き込まれながらいっしょに「たのしい不便」をしていく様子が生き生きと書かれていて、なんだか嬉しくなっちまうんだよな。 

 でも「楽しい」といっても基準はそれぞれだからね。
 こういうことが極端になると、例の白装束集団みたいになっちゃうヨ。ま、ホドホドにやってきましょう。

 この不況のご時世、お金がないならないで、それをどう生かすか。
 次の本はそれを考えるには打ってつけですぜぃ。
 「1円大王」(谷口英久/著・道出版
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30976802

 「これ、1円分ください。できたら領収書もつけて」
 こんな言葉言われたら、唖然とするだろなー。
 
 1円という普段意識することのないもので、著者はお米を買ったり、床屋で髪の毛を切ってもらったり、サラ金で1円を借りてみたり、落語を1円分で聞かせてもらったり、税金を1円だけ払ったり、いろんなものに挑戦しています。
 著者がおどおどしてしまう姿がいじらしい!共感してしまうよ。
 

 元々このアイデアは、赤瀬川原平氏(数年前に「老人力」でベストセラーになった著者)が自分の美術学校で生徒への課題に出していたものだそうな。
 1円を通すことで、よりリアルに世の中が、人が見えてくるってのがおもしろい! 
 しかもお金をかけずに(笑)!。
 
 お金がなくてヒマしている人は、「1円お買い物(領収書付き)」でハラハラドキドキの毎日を送ってみては?!