またしても奪う人と奪われる人の本。シビアな世の中だ

 今日は仕事あとに会社の同僚・先輩と飲み。
 行きつけの店なんだけど、地下に焼鳥屋って・・・間違いなく天国に近い焼鳥屋です(焼く厨房は1Fにあります、念のため(汗))

 今日紹介する本は全部はまだ読んでないんだけど、本っていうよりは教科書っぽいのだ。
  
 「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計入門」(橘玲幻冬舎
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31061280
 冷静に見たらなんだか恥ずかしいタイトルだね。

 しかし中身はすんげーアグレッシブ!帯には「日本人には役に立たない「金持ち父さん貧乏父さん」は今すぐ捨ててください」だもん。

 「金持ち父さん 貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学」(ロバート・キヨサキ/著 白根美保子/訳・筑摩書房
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30757475
 「金持ち父さん〜」の方は2000年に発刊され、ベストセラーにもなったので記憶に新しい。

 要するにお金に関する教育の意味を考えさせられた一冊だったと思います。

 しかし「黄金の羽根〜」の方はもうちょっと現実的なんだよね。不動産や生命保険や日本の税制にまで深い見識をみせています。 
 装丁やデザインや本の大きさも「金持ち父さん〜」に似せてて、ライバル意識剥き出しだからね。

 しかし一番注目すべきなのは、この著者の略歴でしょう。
 簡単に言えば、アウトロー。まさに幻冬舎の社風にあった著者!

 先日リニューアルしたビジネス誌「ダイヤモンド」の特集の中で、彼の記事があったけど、記事の半分は彼の半生が描かれていて、これがまた濃〜い内容なんだよね。まるで「マネーの虎」を見てる感じ。
 
 彼(かどうかも知らんのだが)の略歴を簡単に書くと、大学卒業後すぐに事業を開いたが失敗、しかもその時にすでに妻と生まれたばかりの子供を抱えて、年収100万円の時代を過ごしたらしい。
 その時の経験が、今の彼の基礎になっている、というのだ。

 お金に関心はない人も、「黄金の羽根〜」の最後のエピローグは必読!
 著者自身についても、お金にまつわる世の中も、書いてることがホントにもう強烈!脳髄にビッシリ印象残ります。

 
 「金持ち父さん〜」にしても「黄金の羽根〜」にしても、お金に関する子供の頃からの教育は大事だね。自分自身を省みてそう思わせる2冊なのだ!