自分の恋愛遍歴を人に見せられる?俺にゃあ無理だ。

 そういやなんだかんだ言いながら、日記復活してるじゃん、とお思いのあなた。
 こう見えても実はPCの調子悪くなっちまって、結果、再インストール。
 4年分のデータが全ぇん部消えちった。はははははー。  はあ。

 そんなことにメゲるQたろうじゃないぜ!こんな時は読むんだ、読むんだー!(現実逃避)

 さてさて、最近買わなくなってた「ダ・カーポ」ですが、今日勢いあまって購入してしまいました。
 http://dacapo.magazine.co.jp/
 今回は食いついた企画が2本。
 「ダカーポノンフィクション・お笑い王国吉本興業は盤石なのか?」
 「文芸評論家福田和也の斬り込みインタビュー 企め!−編集者の魂」
 
 しかし今回の特集はとくにこれがアツい。
 「ガチンコ恋愛至上主義 本当の恋愛がしたい」
 思わず「ananの特集か?」と叫んでしまいそうな、ド直球のタイトルと特集。
 ここで神蔵美子氏を2p語らせているのは、ニクい!と思ったぜ。

 さて、この神蔵氏が何者?というわけで紹介をせねば。
 神蔵氏は写真家で、昨年写真集を出したのですが・・・その写真集が文芸界に一大センセーションを起こしてしまったのだ!
 「たまもの」(筑摩書房
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30973422

 簡単に言うと、私小説ならぬ私写真集!
 その「私」って何かというと、恋愛の顛末。それも出版界の中では非常なるスキャンダル!
 前にも日記に書いた文芸評論家・坪内祐三氏の元妻であり、三角関係ののち現在は、これまた前に日記で書いた元「写真時代」編集長・末井昭の妻になっているというから、驚き!
 それを隠しもせず写真で転々とその顛末を語っているのがこの作品なのだ!

 昔の文芸界の佐藤春夫井伏鱒二の夫婦交換を連想させてしまうよ。
 それを照れもせず、芸術に昇華してしまうあたり、畏怖すら感じてしまう。

 こんな人の恋愛談を見せられちゃぁ、ますます萎えてしまいそうだ。体力がないときはこの写真集見ない方がいいね。

 「ダカーポノンフィクション」は新しい試みですな。文芸と社会時評の中間点って感じ。
 
 
 余談ですがウチの近所の古本屋には、アイドル写真集と並んで「たまもの」が売ってあったよ。
 もはや畏怖を通り越して神罰が下りそうなオーラを放っていました。