周南市、あさぎり町、瑞穂市、ここ数ヶ月でできた地名

 昨日の秋葉原のあと、ゴスペル仲間のおうちに遊びに行きました。
 食って飲んで、そのままお泊まりさせてもらい、そのままゴスペルの練習に。

 今回お泊まりさせてもらったお家は、東急田園都市線の鷺沼です。
 「鷺沼、おお〜高級住宅街!」となるのですが、これが地名表記になると「川崎市宮前区鷺沼」になり「え〜、川崎?空気が汚れてそう」になっちまうのです。

 関西にいた大学時代に、尼崎在住の同じゼミの子が言っていたのが「「自宅は尼崎」と言うとどうしてもみんな公害をイメージするから、尼崎とは言わないの。その時は最寄りの駅で言うのよね。「自宅は武庫之荘」「自宅は塚口」とか」なんだか川崎もそんな感じだなー。

 とまあ地名イメージってのはなんだかんだ言って重要なのです。
 かといって「南アルプス市」なんていきなりヨーロッパの山脈を持ち出すのもどうかなーって思うけど。古い地名よりも舶来地名を有り難がっている自分らの姿を想像できないもんかね。
 
 とまあ地理マニアのQたろうはこの手のネタなら1日中でも語れるんですが、ここは「読書日記」♪。地理を読書で語ろうではありませんか。

 「地図の遊び方」(今尾恵介・新潮OH文庫)
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30740263
 ちょうど会社の上司(といっても仲間に近い)からもらった本です。もちろん即読了。
 
 著者は地図オタク界のヒーロー。地図、地理、地名に関することを何にでもネタと想像で世界を広げていくから、一人で勝手に楽しそう。
 文中にある旧東ドイツの地図とか、地図の99.9%が海で、残りの岩礁だけのための地図。その背後にある人知や歴史を噛みしめずにはいられなくなってしまいます。

 もう1冊、東京の地理を語るにははずせないこんな本。
 「東京圏これから伸びる街 街を選べば会社も人生も変わる」(増田悦佐講談社
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30938176
 ビジネス書的東京論でありながら、一癖もふたクセもある、「最強東京改造の書!」

 町の性格をビジネス中心の「おとこ街」とファッション中心の「おんな街」とに分けて分析したり、「山手線を3重にする」などなど、なかなかアグレッシブ。おとなしい人種の多い地理マニアにはこれくらいの刺激がちょうどいいかも。

 たまには、いま住んでる町の名前を意識するのも悪くないかもよ。