世間ではこんな本が売れてます。気になる本はある?

 鳴りやまない電話と膨大な量のFAXの処理に追われる、毎日のお仕事。でもついつい広告FAXとか見ちゃうんだよねぇ。
 その中でも「○○書店の週間ベストセラー」みたいなFAXってのは、まるでウチの会社とは縁がないけれども、読者Qたろうとしてはなかなか気になるところ。
 というわけで、昨日届いた東京旭屋書店銀座店のベストセラーから、気になる本をピックアップ!

 「バカの壁」(養老孟司/著・新潮新書
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31114125
 堂々の第1位!。東大教授という肩書きの養老孟司氏が、「「話せばわかる」なんてウソだ」と言い放つ、毒も薬もテンコ盛りの1冊。「話せばわかる」と肩肘張るよりは、「この人とはわからない、という部分があるんだ」と気を楽にするための本、みたく読めてしまうなー。
 学生は脳の最先端研究を、OLは人間関係を学べる、1冊で2度おいしいありがたい本ってとこかしら。お金払うんだったらお買い得なのがいいもんねー。

 「少年カフカ」(村上春樹/編集長・新潮社)
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31142893
 第3位。昨年ベストセラーになった、村上春樹氏の「海辺のカフカ」。公式HPに寄せられた、「私はこう読んだ」「俺はこう解釈した」という心暖まる(うっとおしい)読者のメールと、村上氏がそれに応答したログを集めた、「カフカ」公式ファン本。
 少年雑誌風の装丁で確信したが、やはり村上春樹の小説はゲームソフト「ハルキクエスト」(by斎藤美奈子「アイドル文壇論」)だったか。

 「コツコツ働いても年収300万好きな事だけして年収1000万 シリコンバレーで学んだプロの仕事術」 (キャメル・ヤマモト/著・幻冬舎
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31138066
 12位。さすが挑発的なタイトルだぜ、幻冬舎
 好きな事だけして年収1000万ね。日本どころか地球が破綻するって。

 「世界の中心で、愛を叫ぶ」(片山恭一/著・小学館
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30814456
 装丁のさわやか加減は見過ごせません。発売から2年経ってヒット!という話が出版社営業ゴコロをくすぐります。

 たまには世間の売れ筋情報を書いて「役に立てて」もらわないとね。
 (えー、そこの君、「手抜き」って言うんじゃない)