恵まれなかった本たち、君のことは忘れないよ、たぶん
突然だけどオイラの本の価値基準は「読む/読まない」だけじゃないのです。
オイラの判断基準は
・(その本を)まったく意識しない
・意識するけど、買わない
・意識して、実際買った。けど、読まない
・意識して、実際買った。読んだけど途中で諦めたもしくは飽きた。
・意識して、実際買った。ぜんぶ読んだ。
この中で一番やっかいなのは「意識して、実際買った。けど、読まない」ってやつ。ただいたずらに「積ん読」状態になってしまう。ただでさえ延べ面積の広くない我が家の不動産を不当占拠するのでは、悲しいが不良資産といってもウソではない。
というわけで、しばらくぶりに「積ん読」を見直し、ある程度売っ払ってしまいました!
このまま古本屋に行くのも忍びないので、記録だけはここに残していくよ。ゴメンよ、恵まれなかった本たち(大げさやのぉ)
「文学部をめぐる病 教養主義・ナチス・旧制高校」(高田里恵子/著・松頼社)
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30843918
文学部の学問における「せっそうもなさ」をおもしろおかしく、しかしアカデミックに書いてありました。冒頭のあたりは。
「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」(ジョセフ・E.スティグリッツ/著 鈴木主税/訳・徳間書店)
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30980463
国際通貨基金(IMF)体制がロシア・東アジアなどで起こした通貨危機について詳しくしかもわかりやすく書いています、って話らしいです。難しい書き方じゃなかったけど、20pくらいでダウン。
「ペヨトル興亡史 僕が出版をやめたわけ」(今野裕一ほか/著・冬弓舎)
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30861633
1980年代〜90年代に活躍した雑誌「夜想」「WAVE」「銀星倶楽部」などを刊行したペヨトル工房が、解散。主宰の今野氏やその周辺人物を通じて、ペヨトル工房の歴史や解散の理由をさぐっていく。
出版関連本なのに、全部読み切れませんでした。きっとQたろうとペヨトルとは電波が共鳴しなかったんだろうね。
これらの本は、吉祥寺にある「ブックステーション 和(なごみ)」に接収されたので、興味ある人は吉祥寺まで買いに・・・行かねえよ。
http://www.bookstation.co.jp/
でもふつうに楽しめる古本屋さんなので、行って損はないよ!