ムダと思われるものに注ぐ愛情ほど愛おしいものはない

 やべぇ、すげーおもれぇ!前々から噂には聞いていたけど、こんなにおもしろいとは!
 「トリビアの泉」(フジテレビ・水曜21時〜22時)
 http://www.fujiint.co.jp/TRIVIA/
 あー本じゃなくてゴメンよ。たまにはテレビ評ってのもいいんじゃない?
 最近はやたら「身に付く」「すぐ役立つ」情報ばかりが世の中を占めているってのに、なんだか飽き飽きしていたところ、こんなTV番組ができました。

 トリビアとは「とるにたらないこと」という意味で、どーだっていいよ、という知識をこれでもかと披露して、そのムダぶりと意外で素直な驚きを単位「へぇ」でポイント加算していくという番組のシステム。
 今日の放送でいちばん感動したのが、「金メダル剥奪で有名なベン・ジョンソンが、ローマで子供のスリに遭い、追いかけたが、逃げられた」というもの。トリビアと言うより哀愁とケレン味たっぷりの感動実話ってとこか。
 他にも「小便小僧は有名だが、小便少女もいる」とか「ノッポさんは最終回で喋った」とか耳目を引く話題がてんこもり!

 そういやこの手のネタってどこかで見たことあるなー、と思ったら思い出した!朝の「めざましテレビ」で7時25分くらいにある「めざまし調査隊」と似てる!
 こないだは「北海道のある町では、子供がみんなてるてる坊主を持ち歩いている」とか「給食で昔よく出た「冷凍リンゴ」はどうやって作るのか」とかそんな感じ。たかだか5分くらいのコーナーだけど、謎解きのためには北海道だの九州だの軽〜く行っちゃうフットワークと資金の潤沢さについ引き込まれてしまいます。
 
 なんでこういうネタにオイラが心ときめくのか、理由を考えてみたら、昔のルーツを思い出したよ。
 ガキのころよく「学研のふしぎシリーズ」読んでたもんなー。「天気のふしぎ」「切手・硬貨のふしぎ」「特撮のふしぎ」「電車のふしぎ」・・・博学なんて見方を変えりゃまさにムダ知識。
 
 「トリビアの泉」は昔は深夜に放送されていて、その時代のネタが本になっております。しっかり読書案内は忘れてないぜ、フフン。
 「トリビアの泉 へぇの本 すばらしきムダ知識1・2」(扶桑社)
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31145472
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31145471

 オイラは非公式ファンサイトで、ネタ全部読み尽くしたけどね(おい)