クラブクアトロと本生ブルーと文芸(何のこっちゃ)
ゴスペルのライブに行って来ました。クラブクアトロなんて初めて!本格的なライブじゃん。
帰りがけのコンビニにおいてあったのでこいつを購入。「本生アクアブルー」を初体験!
http://www.asahibeer.co.jp/aqua/html/about/index2.html
いやーおいしいね。おしまい。
って簡単すぎる?うーん飲んべにビールの味を期待する方が間違いなのさ、ちっちっち。
先週くらいから読んでいて、ほとんど読み終わったので紹介してもいいかな?
「FINEDAYS」(本多孝好/著・祥伝社)
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31108823
ここ数年来まれにみる、マジで綺麗な装丁!今をときめく人気作家さん(らしい)の小説短編集です。
ジャンルとしては恋愛小説、のはずなのだが、恋愛小説だけに傾倒しないのが、おもしろい。
2作目にある「イエスタデイズ」はこんな感じです。
主人公は実家を家でした青年。病気に冒され余命幾ばくもない父に呼び出されて「昔の恋人を捜して欲しい」と頼まれる。父のおぼろげな記憶を頼りにたどったアパートにいたのは昔の父と昔のその彼女だった!そして現代と過去の交錯する中で彼は若い父と昔のその彼女と知り合うことになり、より深く父を理解するようになる・・・
この本多氏の作品は基本的にはキレイな恋愛小説なんだけど、設定に突拍子のないSF的な設定が何気なく書かれてて、マンネリになりがちな小説にアクセントをつけています。
表題タイトルにもなっている「FINEDAYS」は高校生の青年が主人公。転校してきた謎の美少女とそのまわりをとりまく悪い噂。教師の死亡事故をきっかけに、その謎に巻き込まれていく・・という感じのお話。
「ひとすじなわではいかない」こういう文芸が流行っているのかな、最近は。
前に書いた横山秀夫「半落ち」もそんな感じだったもんなー。
おかしな事件ばかりが起こるこの世の中だから、せめて文芸だけでも、倒錯した世界観を見せてほしいって思っちゃうよね。