文芸に新風を起こすか?爆笑問題・太田光と新人作家。

 たまたまだったけど、昨日深夜にこんな番組を見ました。まともに見るのははじめて。
 「爆笑問題ノススメ」
 http://www.stv.ne.jp/tv/susume/index.html
 この番組をはずして、オイラの「役たた」成り立たないじゃん、なんてはじめて気づきました。 

 オイラの愛読誌「ダヴィンチ」にも爆笑問題の連載があるんだけど、爆笑問題太田光、彼は実はすんげー読書家なんだよね。連載の下に一行情報が書いてあるんだけど「「失われた時を求めて」をやっと読み終わった!」とかさりげなく書いてたりします。(「失われた時を求めて」って全10巻にもなるすんげー長い作品です)。
 日本テレビの深夜枠の「爆笑問題ノススメ」はそんな太田氏の個人的な嗜好がかなり色がかっている番組なのだ。出てくるゲストはすべて文芸作家。「作家VS太田光」みたいな番組になってます。
 そんな文芸オタクの太田光が、この「爆笑問題ノススメ」の1コーナーで無名の作家を育てるコーナーがあるのです。そしてマジに彼が編集者として指導したあげく、ある新人作家をデビューさせてしまったのだ!

 その作家の名前は・・・「薔薇憂鬱彦」。
 ・・・なんじゃそりゃ、ってペンネーム。そして彼のデビュー作が発売になるのだ。
 「半透明人間と闇の帝王」(小学館
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31157951
 これまたなんじゃそりゃ、というタイトルです。ちなみにペンネームは「漢字のの画数の多いほうが作家って感じがするじゃん」というだけで、画数の多い「薔薇」と「憂鬱」をペンネームにしちまいました。実際に装丁も名前が優先してるし。
 とはいえ、あえて貧しい文芸に身をやつした新人作家さん。こりゃ我らが支えてあげないけまへんがな(なぜか関西弁)。読書オタク太田光が自信を持って世に出す作家だから、これからどう化けるかわからんよ。

 そんな爆笑問題太田光を知るならこの本。 
 「カラス」
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30590213
 文庫版ならこちら「爆笑問題太田光自伝」
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30829821
 タイトルは違うけど中身は一緒みたい。

 今のテレビってマニア受けする番組も、ソフトな番組も爆笑問題の一人勝ちって感じだもんねー。