男だったら誰かのために輝く星になれ!

 今日はゴスペルクワイアのメンバーのひとりがやっている、ジャズバンドのライブを新橋まで見に行きました。
 昼から聞くジャズはなんだか物足りないね、やっぱり夜に聞くのが本来の姿なんでしょな。

 書評を読むために朝日新聞を近所のコンビニへいつものように買いに行くと、お、今日は書評で中央線ネタが書いてんじゃん!
 
 「マガジンウォッチ」というコーナーで亀和田武氏(何者なのか実はよー知らん)が、自分の気になる雑誌の特集やテーマについて書いているのだが、今日は「おに吉」について書いていたよ。
 「おに吉」というのは「荻窪西荻窪・吉祥寺」の頭文字をとってある、このエリアの古本屋のレジ近くにおいてある小冊子なのだ。簡単にいうと「古本屋マップ」なのだが、寄稿文を書いているのが岡崎武志氏と坪内祐三氏と、けっこう名のしれた書き手さんだったりする。

 書評の方はこれまたオイラの好きな書き手の吉田豪氏と山形浩正氏が書いているから、今日の朝日はビンゴ!
 お、吉田氏の紹介しているのは浅草キッドの新刊じゃん。
 「お笑い男の星座2 私情最強編」(文藝春秋
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31155478

 吉田氏の書いていた浅草キッド評がまさに的を射ていたなー。
 「芸能界で活動しているというより、むしろそこで無期限の潜入取材を続けている」なんてまったくそのとおり。
 これもひとえに前作の「お笑い男の星座」が面白すぎたからからね。笑いネタもインタビュー人選も構成的も。

 「お笑い男の星座」(文藝春秋
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30781809
 こいつが文庫版
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31071070
 因縁の浅草キッドvs爆笑問題水野晴郎のホモ疑惑、ガッツ石松や今は亡き宮地社長など、取り上げるテーマが抱腹絶倒のうえ、どこかペーソスを感じてしまうから、確かにすごいインタビュイ(インタビューをする人のこと)だよな、浅草キッド
 ちなみにタイトルは、浅草キッドと飲みながら語ったビートたけしの言葉からとっている「バカヤロー、男だったらな、1等星でも6等星でもなんでもいい、誰かのために輝く星になればいいんだよ!」という言葉からとっているのです。この話だけでも泣かせるじゃねーか、くうー。

 さっそく「2」を買いに行かねば。