Qたろうの「さらば、立花隆」 その1

 今日は会社そばの古本屋にこいつがあったので即ゲット!そして即読了!
 「立花隆秘書日記」(佐々木千賀子/著・ポプラ社
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31107724

 これを語るには、Qたろうの人生を語らなければならないと思うので、今回は覚悟して書くからね。

 ご承知かと思いますが、Qたろうは文芸・小説はほとんど読まず、日記を常々見ている人ならわかりますが、ノンフィクション大好き人間なのです。
 自分の接している社会・世の中ってのはちっぽけな一部で、実際にはもっと広範で、人々がいろいろ考えながら悩みながら悪巧みしながら、その日々を生きているんだとおもうと、感動せずにはいられないのです。想像力の貧困なQたろうにとっては(美術がダメなんだよねー、「2」とか取ってたもん)ノンフィクションは、世界を知るための窓だったのです。

 そんなノンフィクションを読むきっかけを与えてくれたのが、立花隆氏なのだ。
「同時代を撃つ 1.2.3」(講談社文庫)
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=06613404
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=09128930
http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=18643390

 それを発見したのは、学校の図書館でした。雑誌の連載を集めたも時評集だったと思う。当時そういうのを確認する習慣なんてないしね。 
 政治を中心に、科学、理科、社会などなど、幅広いジャンルを幅広い視点で、立花氏は評して見せた。連載ものだから、内容的にはかなり古びていたはずなのに、新鮮に驚きながら読んだ記憶がある。

 ノンフィクション、社会時評をQたろうに目を開かせたのは立花氏なのだ。
 この「同時代を〜」以前の主な著書には、文藝春秋に掲載されついには現職の総理大臣を失職させてしまった、1974年の「田中角栄研究」、1975年の「中革vs革マル」、1978年の「日本共産党の研究」、1980年の「農協」など、巨大組織とそれが成立する仕組みとは何か、に迫ったテーマで多く書いています。
 
 これが80年代になると、肌色が変わってくるのだ。
 1983年の「宇宙からの帰還」は宇宙飛行士にインタビューをしたもので、「果たして人間は宇宙に行くとどう変わるのか」というテーマで書かれてます。
 それ以降、立花氏の著作傾向が変わるのだが・・・
 
 次回につづく!