リストラに恐れる人、怒れる人、リストラする人。

 今日は会社後、ゴスペル仲間でカラオケ!流行歌を歌うのもスッキリするね。
 
 狭小解するのはこれ。先週読んですぐ読了してたんだけど、なんだかイベントてんこ盛りで書けなかった。
 「クビ!論」(梅森浩一/著・朝日新聞社
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31143337

 いままでビジネス書というと、たいがいカリスマ経営者の哲学とか、営業の話や、最近だと女の人でも読めそうな自己啓発本(「チーズはどこに消えた」とかね)が大半だったけど、人事の話で売っているのは初めてなんじゃないかなー。
 とはいえ、テーマは新鮮。タイトルどおり「クビ」についてなんだもん。このご時世、どうしたって気になる「リストラ」。それをこれほどド直球で扱った本は、見るも過激、読むも過激。
 著者は外資系銀行の人事部長を務めた人物。大幅なリストラを断行し、「クビキラー」とまで恐れられた人物なのです。なんだか幕末志士の岡田以蔵みたい(土佐藩の武士で坂本龍馬とも親交があった人物。幕府擁護派を次々と辻斬りしたところから「人斬り以蔵」と恐れられた人物)。
 とはいえただの人斬りではこの梅森氏も立つ瀬がないわけで、彼の主張いわく、「クビを切ることを恐れられることより、クビを切った人をフォローしない日本の企業風土にも問題がある。」とのこと。確かに。

 少なくとも、この彼の持つ勇気や仕事に対する忠誠度は見習わなきゃいかんところです。