出版社員としちゃ、借りるよっか買って欲しいとこだが

 最近土曜日はQたろは早起きの人なのです。何故かって?また新しいことを始めたのだ!まーまだ始まったばかりなので、大きなことは言えないんだけどね。
 
 実を言うとなんと、図書館で働くことになったのだ!
 って本決まりじゃないけど。

 オイラの住んでいる杉並区ですが、ここには1つの中央図書館と10の地域図書館、そして3つのふれあい図書館があるのです。ふれあい図書館というのは、学校の教室の一つや地域の児童館を間借りした、総在庫1000〜2000冊のミニ図書館です。
 このミニ図書館を手伝うボランティアを募集していたのでオイラがそそくさと応募し、当選したのです。 
 といってもこの9月はまだ、毎週土曜日10時に中央図書館でガイダンスを受けているだけなんだけどね。

 この日記は、読書人間を増やすことが目的で、こーも実りのない日記をタラタラと書いているワケなんですが、それと同じ流れで、ほかに何か出来ないかなーと思ったのが、このボランティアの参加の理由なのです。

 作業としては、ミニ図書館での本の貸し出しや戻しの手配、リクエストの受付、その図書館でのイベントのお手伝い、が主な仕事のようです。
  
 まだ2回目のガイダンスで具体的なことはこれからだし、このボランティアも続くかどうかも分かりませんが、暖かく見守ってください。

 さっそく図書館で借りちまった。
 「ベトナムから来たもう一人のラストエンペラー」(森達也/著・角川書店
 http://www.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31145261

 この日記でおなじみ、ノンフィクション映画「A」の監督の、森氏の書き下ろしの新刊です。
 日本に憧れ、亡命同然で第二次世界大戦前の日本にやってきた、ベトナム王族の血を継ぐ、クォン・デ。彼は故郷の独立を夢見ながらも、結局祖国に戻ることが出来ず、日本にて客死した人物と、それを取りまく人間の物語です。

 ちなみに、このクォン・デ氏の終焉は、東京は荻窪の長屋だったらしい。
 こんな身近なところでベトナムの王族が住んでて、しかも粗末な長屋で亡くなっていたとは。いやはや。