絶対に誰かを騙してみてください、ウソだから(笑)

 ・・・なーんて、昨日の日記はすべてウソでした!
 偽札は存在しませーん!全ー部、ウソ!

 でも昨日確認した人の中には「確かに「NIPPON GINKO」と書かれているのと書かれてないのとがあった!」という人がいるでしょう。
 そうです、それは真実なのです。ですが、書かれてないのは偽札でも何でもありません。正規に日本銀行が発行しているお札です。

 どうしてこういうことが起こったのか?というのを説明します。

 いま流通しているお札は1984年から流通が開始されました。このとき発行された一万円札は、番号は黒で印字されて、裏面の波線はただの波線でした。
 ところが印刷技術が発達してマイクロ文字(コピーすると字が潰れてしまうくらい、小さな文字)が開発されると、1993年12月から、裏面の波線をこのマイクロ文字で印刷したお札が発行されたのです。ちなみに番号も黒でなくブラウンで印字されています。 

 したがって、そもそもいま流通している一万円札は、最初から2種類存在するのです。一見古い方が偽札なのか?と思わせられるけど、両方とも日本国で保証されている一万円札なのです!心配しなくていいんですよ。

 これを、火曜日のカルチャーのゴスペルの時に、先生に騙されたのだ!
 確かに昨日の文章のような口上で語られてしまい、最初はビビってしまったのですが、「ん、ちょっと怪しいぞ」と思ったモンで、日本銀行のHPを見たら、だいたいのことがわかりました。
 しかも裏をとるために、広報室に電話までしちまったよ、オイラ。
 誰だよ、参議院議員の秘書って(笑)
 
 http://www.boj.or.jp  
 
 まーしかし、当たり前のように使っているお札も、実はただの紙なんです。本当は「本物」も「偽札」もなくって、自分たちがそれをお金だと信じているだけで、それが「本物のお金」になってしまうだけなんだね。
 この事件(?)をきっかけに、改めて実感しちまったよ。

 あやうく家族や友達にそのまま言っちゃうところだった。恥ずかすぃー。