君は都会の路上でマンガ雑誌を買うことができるか。

 山田玲司氏の「ONE ON ONE」読むため、つい買っちゃった。週刊ヤングサンデー
 普段マンガ雑誌なんか立ち読みで済ませるってのに。しかも新宿で、しかも路上で。

 そーゆーことです。もしかしたら女性の人は(あと地方から来た人とか)抵抗あるかもしんないけど、「青空マンガ屋」さんで100円で買っちゃったのです。だって100円なんだもーん。中古だけど。
 
 しかし、そんなマンガ屋さんにも、これにはこれで歴史があるのですぜ。きっかけは「地下鉄サリン事件」なのだ。

 1995年3月に起きた「地下鉄サリン事件」。これをきっかけに地下鉄やJR・私鉄各会社は、駅構内のゴミ箱を塞ぐことにしたのだ。ゴミと一緒に毒物を置かれて同様の事件が起こるのを恐れたのだ。たしか1年くらいはこういう状況が続き、ゴミの処理に四苦八苦していた記憶があるもんなー。
 ゴミと同様に行き先に困っていたのが、読み捨てられていた雑誌なのだ。マンガ雑誌は2時間あれば読めちゃうし、たいがい目当ての漫画さえ読めば気は済んじゃうからねー。広告部が必死こいてとってきた広告や営業が頑張ってセッティングしたインタビューのページなんて目もくれずに(涙)
 
 そう、溢れた雑誌の行き場は、これまた町に溢れているホームレスの方の手によって、「商売」になってしまったのです。駅の構内や電車の中で雑誌を見つけては拾い、100円にするという、原価は改札をくぐる料金のみ!という驚くべきビジネスが誕生したのです。
 
 売っているのは、主にマンガ雑誌。たまに「週刊文春」や「週刊ポスト」なんかの読み物的雑誌や、月刊のマンガ雑誌が売ってます。最近だとコンビニコミックも多いかな、100円で売ってます(←スタイルとしては読み捨てるのに適してるもんね、値段といい作りといい)

 何かの雑誌でこの「青空マンガ屋」の記事があって読んだんだけど、発売当日の雑誌じゃなきゃ10円以下でしか引き取らないんだって。うひゃ、キビシー。

 とにもかくにも、人もモノも溢れている東京だからこそ誕生したビジネス(?)だわね。
 新宿・渋谷以外では見たことないけど、池袋とか八重洲にはいないのかなぁ。

 しかし、やっぱり喜国雅彦さんの「日本一の男の魂」おもろいわ。
 http://www.youngsunday.com/