あなたのブック・オブ・ザ・イヤーは何?

 ついに水曜日に発売、「ダ・カーポ」。
 http://dacapo.magazine.co.jp/

 今号は「ブック・オブ・ザ・イヤー」と「シネマ・オブ・ザ・イヤー」が載ってるからね。今年一年の本と映画の集大成!

 んで、総合第1位は小川洋子氏の「博士の愛した数式」(新潮社)
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31174761
 総合第2位は「対比列伝 ヒトラースターリン(全3巻)」(草思社
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31170308

 2冊とも意識はしていたんだけどなー。

 小説系の第1位は阿部和重氏の「シンセミア(上・下)」(朝日新聞社
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31196749
 ノンフィクション系はハルバースタム氏の「静かなる戦争(上・下)」(PHP研究所
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31150991
 お勉強系はアントニオ・ネグり氏とマイケル・ハート氏の共著「帝国」(以文社
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31082858

 阿部和重氏は今年オイラが読んだ「ニッポニアニッポン」の著者、最も先鋭的でもっとも芥川賞に近く、デービット・ハルバースタム氏はベトナム戦争の報道で名を馳せた名ジャーナリスト。今年読んだ「戦争報道」で主に登場した人だな。
 「帝国」は厚さが10cm、価格も5600円(!)もするのに、たしか5000部は売れたそうな。「帝国」ってのをアメリカに照らし合わせた時代背景が、こんなお堅い本が売れた理由なんだろうね。
 どれも上下巻とか10cmとか、読み応えのある本ばかり!

 今年出た本でも、こんなに読んでない本があったんだなーと驚きと落胆。これでもしょっちゅう書店に出入りしているのに、チェックすべき本がチェックされていないのは、やっぱりショックだよ。

 「シネマ〜」の方は取り立ててどれを1位、という書き方じゃなかったなー。

 さて、あなたは今年どれだけ本を読みましたか。
 年末年始、面白い本を読みたかったら、「ダ・カーポ」買って探して本屋へチェック!年末年始で書店の品揃えが悪くなるのでお早めに!