2004年デジタル読書時代、はじまる。その1

 2004年仕事始め!こんなに冬休み休んじゃ、頭アホになって動かないわー。

 で、さっそく2003年の話題を書いてみようと思うのですが(おい)、去年売れた本に、「DEEP LOVE 〜アユの物語〜」という本がありました。
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31069871
 この本は、実はほかのベストセラーとは売れ方が変わった本なのです。

 この小説はYoshiという人物が書いたのですが、彼がはじめに世に出したのは本ではなく、ケータイだったのです。
 自分の会社のサイトを持っている氏がアクセス数を増やすために、女子高生をターゲットに読んでもらえるような小説を書いてみたところ、これがヒット。
 またたく間に女子高生の中で口コミになり、やがて単行本化の要望が出て、そこから異業種ながら出版部門を持っているスターツが単行本化し(←ここがいわゆる老舗・有名出版社じゃないところが注目)、書店でもヒットしたのです。
 続編も続々登場、ヒットし、ついには映画化まで決定しちゃってるから。

 ここで注目したいのは、女子高生では携帯で小説を読む世代になってるってことなのだ。
 オイラのようなオールドタイプは、紙でできた本を読まなきゃ気がすまなくても、若い世代では紙じゃなくてもディスプレイでものを読むのが苦にならなくなってるんだろうね。
 とはいえ、あらためて自分を振り返っても、パソコンで新聞のニュース読むし、携帯でも友達なんかと連絡とってるから、アウトプット(読む)にしてもインプット(書く)にしても、そのへんに抵抗はないのかな。そー言うんならこの日記だってパソコンで書かれて、「役たた」読者はパソコンで見てるはずだからね。
 
 実はいつの間にか、すんごく普及してるんだよね。書籍のデジタル化。
 この本読んだら、よーくわかりました。
 「ブック革命」(横山三四郎/著・日経BP社)
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31311811 

 この本は、読書のデジタル化について書かれた本なのですが、文字数が足りなさそうなので、つづきは次回!
 ちなみに↑ってのは、「ネット書店」というのとはちと違うよ。