お金は大事だよー♪お金のシステムも大事だよ♪その2

 新しい発泡酒ドラフトワンを初体験!
 http://www.sapporobeer.jp/draftone/index_f.html
 確かに普通の発泡酒と味が変わらない。缶にも書いてあるわ「雑酒」って。ほー、麦じゃないから税金分安いんだ。

 そうそう、「エンデの遺言」の話。
 http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=30653423

 ミヒャエル・エンデという作家は有名だから知ってるかな? 「モモ」や「ネバーエンディングストーリー」が彼の作品なのは有名だよね。しっかし、彼が実は現代の貨幣経済に対してなみなみならぬ関心と警戒を持っていたことはあまり知られていなかったようです。まーオイラも読んでから知ったのですが。「モモ」の中で登場する、有名な「時間泥棒」は、彼によるとお金の利子のことらしい。

 昨日の地域通貨の話は、1冊の中のたった5分の1のエピソードなんですな。残りはエンデの著作と、彼の支持した経済学者シルビオ・ゲゼルの話。
 この経済学者ゲゼルが提唱したのは、「時間が経つと価値が減っていくお金」なのだ。
 お金と例えばバナナを交換すると、バナナはそのままにしておけば時間が経てば腐ってしまいその価値は減るけど、お金は腐らず価値は減らない。お金の価値は減らないから、人にお金を貸すときに「利子」と貸した以上の価値を相手に求める。それ自体がすでに立場の優位と不利を生み、お金がある所にお金が集まる、不均衡を生み出してしまう、というのが彼の意見らしい。
 経済学者ってお金の動きについて研究しているかと思ったけど、お金の交換そのものに疑いを持つ学者ってのは初めて知ったわぁ。

 難しい話が多くを占めますが、この↑の理論を噛み砕いて易しくしたのが「地域通貨」の話になるのです。

 誰かの言葉で、神様と貨幣には定義はなく、人が「神様だ」「貨幣だ」と信じることで共通認識が生まれ、常識になり、それがいつの間にか定義になる、という話があったんだよねー。
 前にオイラが脅かした「偽札事件」。あれだって、「お札はまったく同じ柄同じ模様だ」という勝手な先入観があったものだから、ちょっとデザインが違うと「これ偽札じゃない?お金じゃないんじゃないの?」という考えが生じてしまったのもいい例だよね。

 クレジットカード。ポイントカード、電子マネー、などなど。お金も大切だけど、その先にある人の顔が見える世の中でありたいもんです。