見た目優雅な本屋のことをちょっとは知ってほしいな。

 会社で頼んでいた本がやっと届いた!会社経由だと届くのは遅いけど、15%引き。すぐには読まないけど、必要だから欲しい、という本はたいがい会社で依頼するんね。
 「よみがえれ書店 V字回復のヒント」(青田恵一・青田コーポレーション)
http://product.esbooks.co.jp/product/keyword/keyword?accd=31205686

 健全なオイラの日記読者の皆さん、盛り上がらない本でゴメンね。仕事に絡む本も読まなきゃいかんのだよ。
 著者は大規模書店「ブックストア談浜松町店」で店長の経験のある氏。現在は書店業のコンサルタントを営んでいる、みたい。
 売り上げのしぼんでいる書店を例に挙げ、いかにして書店の売り上げを伸ばしていくか、お店の来店客層からよむ得意ジャンルの設定から、店内の什器まで、売れ筋を欠かさないという「守備的」なものからフェアを実施しお客におもしろい!と手に取ってもらう「攻撃的」なものまで、書かれてあります。

 どれだけお客の身になって、何が必要とされているのか、心を砕いて考え身を粉にして行動しなければいけないのですね。どうも出版業界って「我々は知識のインフラだ」なんて高尚なことを言っているけど、そんなことだれも読者は頼んでいないって。インフラかどうかは客が決めること。
 とはいえ、「返品可・納入した数に応じてお金が支払われる」と「値段はお店で決めることができない」システムが限界にあるのは確か。(業界用語では「委託販売制」と「再販制」と呼びます)。そりゃブックオフもスキ突いて大きくなるわな。
 お金がなければ、ない知恵しぼって売ろうぜい!